フィリピンでの話ではないのですが、最近のショッキングな話を一つ・・・。
私が近所のスーパーに買い物に行く時、ふといつもとは違うルートを行ってみようと思い、普段通らない道を歩いていたら、アパートの駐車場で、こちら(道路側)を向いてじっとしている猫さんを見つけた。
車の下ではなく、平らな所でこちらを向いてお座りしている。
明らかに、誰かを待っているような感じ。
生き物を見た時、まずは目鼻口と顔を見ようとするものだが、どうにもその猫の顔が見えない。
両耳も体もこちらを向いているはずなのだが、顔が認識できない。
赤い肉が顔の中央に見える。
けがをしているようだ。
横を向いているのかなと思ったが、両耳がこちらを向いているので、それはありえない。
両目がこっちを向いているようには、パッと見では分からない。
仕方が無いので、口元を探すと・・・あった!
やはり顔はこちらを向いている。
口と耳の位置から目の場所を探すと、左目は若干開いていたが、右目がほとんどまぶたが閉じている様子。
そして、顔の中心にあるべきものが無い事に気が付く・・・
鼻が無い(☉ω☉; )
ちょっと近づいてじいぃっと見ると・・・
あぁ~、前歯が剥き出しで見えているよぅ(つД`)・゚・
鼻の下のひげが生えている上唇もすっかり無いのだ。
上の前歯と両犬歯が、口を閉じた状態で見えちゃっているのだ!
やや右側の方が多く削り取られてしまっているようで、そのため右目にも影響しているようだ。
白が多目の三毛猫さん。
逃げないから、いつも優しくしてくれてる誰かを待っているのだろう(´;ω;`)
きっとお腹が空いているだろう・・・。
スーパーに行くまでに、どんな餌が良いかを考えた。
食べるときにけがした部分が当たってはさぞかし痛いだろう・・・。
そこで、シーバのとろ~りなら、ぺろぺろするだけで良いからと思い、それを買って来た。
帰り道、お願いだからまだそこに居てねと念じながら戻ると、同じ場所にまだいた。
猫を嫌いな人が見たら、他人の駐車場で餌をやるなと怒られそうだが、んなこと言ってられない!
私がとろ~りを出す間、猫さんは私の背後で
ニャー、 ニャー、 ニャー
と御飯をせがむ。
随分となついているようだ。
こんなひどい大けがをしているというのに(´;ω;`)
臭いなど全然分からないのだろう。
とろ~りのある場所が分からず通り過ぎてしまうので、ここだよと指で指し示すと、ようやく場所が分かったようだ。
食べていると、何やらどろりとした粘液が。
とろ~りかな、と思ったが、猫さんはそれを食べないので何か分かった。
傷口から出た組織液か膿であろう・・・。
こうして近づいてみると、普通の猫からはしないような生臭い臭いがする。
傷口の肉の臭いだ。
他にはけががないようだ。
しかし、鼻の大きな傷から菌が入ったら目や脳にも行ってしまいそうだ。
あんな傷では、水を飲むのも辛いのではないだろうか。
心配で心配で仕方がないが、今の私の状況では、近くの動物クリニックも分からず、ハードケージは船便の荷物の中で手元にないしで捕まえるわけにもいかず、とりあえず美味しい美味しいご飯を食べてもらって体力をつけてもらおうと思った。
その翌日から、買い物に行かない日でもその場所に餌を持って行ったのだが、ぷっつりと姿を見せない。
その猫さんを可愛がっていた人に発見されて、きちんと手当てを受けて入院している事を祈るばかりである。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村
あの傷は、カッターやナイフで出来るようなものではなく、機械か出刃包丁で勢いをつけて、でないと出来ないんじゃないかと思います。
おそらく、車のエンジンルームに突っ込んじゃって、鼻先が吹っ飛んじゃったのではないかと推測します。