本帰国を控えて、もっと自由に自分の興味のある活動に参加してみたいと思い(日にちがぶつかってしまった活動はちょいとお休みして)、YUCHENGCO美術館で催されているチャイニーズペインティング教室に行くことにしました!
こちらを知ったのは、MVPの活動からです♪
当初知らされていた開始時間が変更されて早まっていたにもかかわらず、参加申し込みをしていた私にその知らせが来ておらず、当然ながら初日は遅刻となってしまった私・・・(;^ω^)
しかし、フィリピンではノープロブレムでした(笑)
チャイニーズペインティングとは水墨画のカラー版という感じでしょうか。
まずは先生の描いたお手本を見せてもらいます。
初日はダリアの花です。
先生がタブレットで色んなダリアの写真も見せてくれます。
ダリアの花を画像であらためて見てみると、ボリュームがあって美しい花なんですよ!!
ダリアは中心側の花弁が筒状になっているのが特徴なのです。
そして、実際に先生がこのお手本と同じ構図の絵を、目の前で新たに描きながら説明をしてくれます。
花の色は変えたりしてね。
説明を補足する各部分の描き方のお手本。
この時は私は分からなかったのですが、こうしたお手本と全く同じ構図で描いて仕上げていくのが定石のようです。
先生の机の上の道具たち。
チャイニーズペーパー(和紙っぽい紙)、絵の具、筆、等々はここで買うことが出来ました。
良い筆はそれなりに高いです。
筆は書道の日本の筆が秀逸だそうです。
売られている絵の具にない色が必要な時は、SAKURAのポスターカラーが良いとのこと!
何かと日本製品がやはりクオリティーが高く、重宝されていることがここでもよく分かりました(⌒∇⌒)
教室では先生が描きながら説明してくれることをよく聞いて(またはスマホなどで撮影して)、持ち帰ったお手本のコピーをもとに自宅で自分で描き、次回の教室にその作品を持参して先生とみんなに見てもらう、という流れでした。
2回目の教室では、前回の宿題の各自の作品を見た後(先生の手直しあり)、同じ花で違う構図プラス小動物が入ります。
小鳥が新登場です!
この日の先生の実演。
この鮮やかな朱色の花びらだけで、美しい~(●^o^●)
これだけで、もう作品として飾りたいくらいにきれいです!
でもね、ダリアは薄めた墨汁で花びらに筋を書き足すのですよ。
お手本と同じ構図でちょっと色を変えて先生が目の前で書いてくれた絵です。
下書きなしにフリーハンドで色を乗せていくので、やはり年季が必要ですね。
3回目は水仙(小さめの花で日本水仙っぽいですね)です。
この時分かったのが、フィリピンではこの花を見たことがある人が少ないという事Σ(・□・;)
なので、水仙を見た事のないフィリピン人が描くと、同じお手本を見ていても違う花になってしまって・・・( ´艸`)
4回目は新たにトンボが登場です。
どうもね、川の水辺に水仙は咲いている設定らしいのですよ。
そこだけちょっと不思議・・・。
この日はほかの構図も描いてくれました。
水耕栽培の水仙といったところでしょうか。
5回目はつつじです。
白い部分は少しのホワイトのポスターカラーと紙の余白、この濃淡が美しい~。
ただ、この日は私は既に予定が入っていて参加できなかったのかな・・・。
6回目、つつじの色が増えてミツバチも登場です。
こちらはお手本。
そしてお手本と同じ構図でその日先生が描いてくれたのがこちら。
自宅で自分が描くときは、同じ構図だけど色は自分で選べます。
この各パーツのお手本がまた美しいのですよ!
可憐だな~(o^―^o)
ガクの緑色が本物っぽい。
花びらに関しては、描くというよりも、筆に何色かの色を染み込ませてスタンプのように紙に色を乗せるようにするのです。
まだ水分が乾かないうちに、濃い目の色を乗せてちょっとにじませると良い感じ♪
このWorkshopは全部で10回、1回あたりの時間は3時間(午後)、料金は6,500ペソでした。
私は初日に先生に「日本に帰ってしまうので6回しか参加できないから6回分の授業料の支払いで良いですか?」と相談したら、OKしてくれて良かったです(^▽^)
でもやはり本帰国前は忙しくて、行けたのは5回だけだったな~。
こんな情報でも何かお役に立てたら嬉しいです(●ノω`)
こうしてほぼフィリピン人だけの活動に参加してみると、食品事情以外にも「あ~、ここは外国なんだな」と感じることがありました。
フィリピンは南国なので、乳牛やリンゴが育たないからそれらの食品はすべて輸入品になる、すると濁ったタイプの100%リンゴジュースがないから、フィリピン人が飛行機の中や日本に来てこれを飲むとものすごく感激してくれるんですよね!(日本人からしたら、来比当初はなんで牛乳がお店にないのかな、なんてひどくとまどったりしますが(;^_^A)
この教室に通ってみて、いかに日本には世界中の食品も物も花も集まっているかがよく分かった気がしました。
日本では暑い国の花も冷涼な地域の花もありとあらゆる植物を見ることが出来ますものね。
あ、でも動物園だけは、ちょっと日本のは可哀そうかも・・・。
#Yochengco Museum #Chinese Painting #花を描く